「主体性を持つ」とは、一体どういうことなのか?

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会社の経営者や管理職者の方からよく聞かれる言葉の一つに、「主体性」が挙げられます。
特に若い社員に向けられて
「もっと主体性を持ってほしい」と言われた経験がある人も多いのではないかと思います。

この「主体性」とか「主体的」などと、言葉だけでは観念的に聞こえてくるので、
改めてよく考えてみることにしました。

 

「主体性」の意味

いちおう、「主体性」を辞書で引っぱってみました。
その意味は『自らの意志・判断で行動しようとする姿勢』とあります。

なぜ、主体性なのかというと、よく言われるのが、

  • 指示待ちが多い(言われたことはきちんとやるけれど)
  • 自分で考えない(調べたりすることなく人に聞こうとする)
  • 自分なりの目標を持ってほしい・持っていない

といったところ。
自身が上司から言われたり、
そのような評価を下されたという経験があるでしょうか。

 

主体性という言葉が特にクローズアップされる背景には、
名著「7つの習慣」が今再び売れていることも関係していそうです。

この本で書かれている、“第1の習慣”というのが、まさしく「主体性を発揮する」なのです。

著者スティーブン・R・コヴィーは、この第1の習慣について

人間として自分の人生に対して自ら選択し、責任をとること

だと述べています。

「責任」―英語にすると”responsibility”
これは、”response”(反応) と “ability”(能力) とがかけ合わさってできた言葉で、
自らの反応を選択する能力―つまりそれが、「主体性を発揮する」だということです。

 

主体性と責任はセット

責任をとる―そう考えると幾分わかりやすいかと思います。

会社員であれば、仕事で損失を出したとしても
一定以上の責任をとらされることは無い場合がほとんどです。
多くの人は、現状が維持されることに安心感を持てるので、
現状に満足できていれば、そこからチャレンジをしたがらないものです。

ですが、会社は売上・利益を上げ続けなければ存続できません。(当たり前ですが)
ウォルト・ディズニーが『現状維持では、後退するばかりである』という名言を遺しています。
仮に自分や周りが主体的でなくとも、誰かが主体性を発揮して、
挑戦し失敗し、改善と工夫をこらして、
革新的な製品やサービスを開発したり、人や社会の役に立つことをして、
その結果、その人は評価されて昇進していくのだと思います。

主体性を持つとは、失敗を恐れずチャレンジすること、
そしてその行動に責任を持つこと。ということだと思います。

 

具体的にどうすれば良いか?

さて、なんとなく頭で理解したようでも、
明日から「主体性を発揮するぞ!」と息巻いても
どこから行動を変えていけば良いでしょう?

7つの習慣の中に、こんな一節があります。

主体的な人は、自分のどうにもならない世界に労力を割いたりはしない。
自分が影響を及ぼせる場所に注力する。

人にはそれぞれ、得意なことと苦手なこと、
好きなことと嫌いなことがあります。

何でもかんでも出来てしまう人などいませんし、
だいいち時間は1日24時間と全ての人が平等です。
その中で、自分ができることに注力し、そこに全力を投じる。
それで良いのだと思います。

また、どうにもならないこと―つまり、自分の力では変えられないことは、
気にしていても仕方がない。
それから、やっても結果につながりにくいもの、
別段やらなくてもいいことは、やらなくていいのです。
やらなくていいことを明確にすると、やるべきことが明確になります。