「大手企業だから安定」は間違い!?どうすれば良いか?

ID-100318684終身雇用が当然とされていた20世紀では、1つの会社に就職したら長く長く働き、定年まで勤め上げるという道が主流でした。

しかし今、時代は変わり、終身雇用が崩壊しつつある中で、1つの会社に長くとどまることのほうがマイナスに働きやすくなっています。

終身雇用を信じて会社にしがみついていたら、ある時急に会社の都合でリストラをくらったり、否応なしに減給されたりするのです。

 

2015年に入ってからの、大手企業のリストラ

以下は2015年に入ってから9月現在での、リストラを発表した主な大手企業です。

  • シャープ
    45~59歳の国内社員を対象に、9月30日付の希望退職3000人超
    シャープは2012年にも3000人規模の希望退職者を出しており、大がかりなリストラが続いている。お家事業の液晶やデジタル家電が赤字を計上しており、経営再建の道は険しい。
  • ルネサス
    半導体メーカーの大手は、2014年9月30日付で約3000人、2015年1月31日付で約1800人の早期退職を実施。ルネサスは約5万人いた従業員を、ここ4年間で約半分にまで削減している。結果的に2015年3月期での黒字転換を果たしたが、社内では給与減額の断行など厳しい措置がとられ続けており、残った社員のモチベーションは著しく低下しているようだ。
  • 損保ジャパン日本興亜ホールディングス
    社名が長い(笑) 2014年9月に損保ジャパンと日本興亜損保が合併して誕生したこの会社は、余剰人員削減のため40歳以上の社員を対象に200人のリストラを発表。2016年3月31日付、希望者には再就職支援を実施するとのこと。
  • ワールド
    「インディヴィ」や「タケオキクチ」等、レディース・メンズともに多数の人気ブランドを持つアパレルの雄も、9月を以て約500名のリストラを断行。
    アパレル業界は、ユニクロやH&M、しまむら等のファストファッションが台頭。以後ワールドは苦戦が続いており、2015年に入って約500もの店舗を閉鎖したり、ブランドの統廃合等、構造改革に着手している。
  • アシックス
    イチローやダルビッシュなど、一流野球選手が多数契約しているスポーツ用品メーカー。グループ会社の統合による経営の合理化、収益改善のために約350人のリストラを決定。勤続10年超、35歳以上を対象。退職日は9月30日付。

上記はほんの一部で、あらゆる業界でリストラが行われています。
今日では社会情勢が目に見えぬ間に変化していく時代、
企業は変化に対応することが求められます。
企業規模や歴史・伝統があるがゆえに「ウチは大丈夫、安定している」とは、
言い切れなくなった時代にいると思わされます。

 

今の時代、「給与」よりも「経験」が重要

今の20代以下の人たちは、物心ついた頃から
日本の景気が右肩下がりの中で育ってきています。
社会に対する不安が強く、安定志向が強い。

では有名大学を出て大手一流企業に就職できれば安泰、ではありません。
確かに大手企業は中小企業に比して給与も高いですが、
残業代がきちんと支払われるからという側面もあります。

体力の少ない中小企業の中には、
残業代をまともに支払ったら倒産してしまうところも多いとされています。
実のところ、20代の若いうちの会社員の収入の差は、
残業代とボーナスで決まるようです。

少々話が逸れましたが、大手企業で今日(特に20代の若い世代にとって)問題とされているのが、
その企業での専門的な業務しか経験できていないことです。

その企業に勤めているうちはいいのですが、
仮にリストラなどで社を追われることになったり、
転職しようとした際に、潰しがきかなくなるのです。

中小企業やベンチャーでは、限られた人材で経営しているところが多いので、
例えば若くても営業職と事務職を兼務することが多いです。

これは数年たったときに、経験値の差が大きく開いていきます。

そして、上述したリストラのように、
大手で10年、20年とそれなりにやってこれた40代の社員が、
外でも通用するスキルやノウハウを保有していないまま、
一瞬で首を切られると路頭に迷いかねません。
こたつのある部屋で温い生活をしていたのに、
吹雪の屋外に放り出されるようなイメージでしょうか。

また、少子高齢化などの影響で人口は減少の一途を辿っているため、
出世・昇進のイスは確実に減ります。
耐えしのいで20年務めて、リストラを回避できたとしても、
40歳を過ぎて未だ平社員、なんてのも当たり前になるかもしれません。
当然収入が大幅に増えることは考えにくく、
20代の若手社員が20歳上の上司と同じことをしていても、
彼らと同じような暮らしができる可能性は低いとみていいと思います。

 

終身雇用が崩壊しつつある今、安定を求めるのなら…

社内の人としか付き合っていない、職場と自宅の往復で1週間が過ぎていくという人は要注意。

えてして職場で共に働く人たちは、大体自分自身と似たような思考を持っているので、
段々と思考が凝り固まってきてしまいます。
それも、一気にではなく、毎日の積み重ねで徐々にそうなっていくため、
“自覚症状”を感じにくいのです。

金融業界で働いている、ある知人は

「大企業=安定ではない。
個人の力を伸ばすために新しいアイデアを生み出せるようになりたい。
だから、他者のアイデアや考え方に触れるため、
週末は必ず外部の団体のイベントや、プロジェクトに参加する」

と言っていました。

会社以外の人と何か関わりを持つ、また何かを一緒になって取り組むことは、
やがて仕事にも活きる経験たりうると思います。

 

世の中から求められ、通用する人材になるために必要なこと

世の中が変化し、会社も変化していくことを余儀なくされる今日、
個人も変化に対応し、成長していく必要があります。
安定を求めるのであれば、受身の姿勢ではなくて、
与えられた以上の成果を出すことや、新しいことにチャレンジする姿勢が
求められています。

それは今の会社だけに限らず、社外での活動による経験も、
後々大きなリターンとなり得るかと思います。
大きな組織の中でジッとしているより、異なる価値観に触れたり、
今の仕事とは違った勉強をすることも、プラスになると思います。

こちらで開催している朝活は、
社外交流の場として様々な考え方を知り、
将来の働き方や社会情勢についても情報を提供しています。
閉塞感の打開、知見を広げる場として、活用してもらえたら嬉しいです。