今の20代は、20年前の金持ちより裕福ってホント?

_DSC6806-3楽天リサーチが日本人の意識調査を実施したところ、「将来に対して不安を感じている」人が全体の90%近くを占めたことが分かりました。

では、その不安に対して何か対策をとっているかといったら、ほとんどの人が何もしていない、または具体的にどうしていいか分からない、という人が多いようです。

 

人は、やりたいことや不安、不満、リスクなど、もしそれらがあったとしても、それが自分事として明確にならない限りは、なかなか次の行動を起こせません。

中には、何とかしたいけど、お金がないから身動きがとれない…なんて意見もあるようです。

 

消費したがらない現代の20代

いま、20代で顕著なのは、消費欲が昔と大きく異なっているということです。

ブランドものにこだわらない。クルマも持たない、親のを借りればOK。それどころか、運転免許すら取得しない人も増えています。

音楽は3000円するアルバムに手を出さず、好きな曲だけをネット上でダウンロード。海外へ旅行する人が減少しているのも、大きな特徴です。

なぜ、これだけ「モノ」に対する欲求が薄れているのか。その大きな理由は、

  • 収入が減っている(または増えていない)
  • 支出が増えている(消費税をはじめとする各種税金の徴収額の増額)
  • お金をかけなくても、それなりに良いモノが入手できるようになった

と、いったところです。

 

最新の平均寿命が発表され、過去最高を更新

平均寿命年功序列賃金制度が崩壊し、現在の給与所得が大幅に増える見込みが薄く、平均的な生涯収入は上の世代よりも少ない。

将来の税金や医療負担額は高まることが予想される一方で、平均寿命は延びる一方。

厚生労働省が7月30日に発表した、2014年の日本人平均寿命によると、男性80.50歳、女性86,83歳で過去最高を更新しました。

平均寿命というのは、“平均”ですから、若くして亡くなった人もいれば、100歳を超えるご長寿もいらっしゃるわけですから、ある程度健康に気を付けていれば、今の20代ならあと約60年は生きていく計算になります。

だとすれば、支出を切り詰め、将来に備えて預貯金を蓄えようと考えるのは、至極全うといえます。

 

実は20年前のお金持ちより、今の20代のほうが裕福!?

また、今の若者にとって、今から約20年前のバブル期に“三種の神器”なんて言われた「クルマ」「AV家電」「海外旅行」は、お金さえあれば買いたいという商品ではなくなっています。

これらの商品は、所有したり経験したことが他人に自慢できるもの、ですが今となっては、そうして自慢すること自体が良しと思われない風潮になっているのです。

それともう1つ、今はそれまで高いお金をかけなくても、ある程度満足できる暮らしが実現可能であるということ。例えばテレビは、約20年前の「四角い」ものより、薄型で液晶、それでいて当時より安価に購入できます。

それから何よりインターネットの発展により、あらゆる情報が誰でも簡単に入手することができるようになった。日本人は今や大半の人がスマホを持つ時代。便利で快適、それこそ、20年前のお金持ちよりも、今の20代や学生のほうが裕福に暮らせているのです。

 

寿命が伸びていることが、人生80年を当然と思わせ、今の社会情勢から将来への不安を感じながらも、この、ある種「満たされている感」が、現状から一歩踏み出す気持ちを抑えることになっているのかもしれませんね。